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2024.01.30

PCへのローカル保存は禁止すべき? PCへデータを残さない方法を解説

リモートワークの普及により、従業員がオフィス以外でPCを使って仕事をすることが増えました。オフィス外では企業の管理が行き届きにくいため、大きな課題となるのが情報漏洩などのセキュリティリスクです。そこで、リスクを軽減するためにPCへ業務上のデータを保存することを禁止する企業も増えています。
本記事では、ローカル保存によるセキュリティリスクや、ローカル保存を防ぐための方法などについて詳しく解説します。

ローカル保存の危険性が注目される理由

近年リモートワークの普及もありオフィス外にPCを持ち出す機会が増えています。社外持ち出しはPCの紛失・盗難リスクを高め、もし紛失したPCに重要なデータが保存されていればそこから情報漏洩につながりかねません。

またサイバー攻撃の手口も日々巧妙化しています。企業では高度なセキュリティ対策が導入されていることが多いですが、一般家庭ではそうではないため攻撃を受けるリスクも高まります。

こうした背景から、少しでもセキュリティリスクを軽減するためにローカル保存を禁止する企業が増えているのです。

ローカル保存によるリスク

具体的にローカル保存によって考えられるリスクについて解説します。

情報漏洩

PCが紛失・盗難などにより悪意のある第三者の手にわたると、ローカルに保存されたデータが盗まれ重要な情報が外部へ流出するおそれがあります。またPCへの不正アクセスにより、情報漏洩が起きるケースもあります。

データの消失

PCの故障や物理的な損傷、誤操作などが発生すると、ローカルに保存したデータは失われる可能性があります。バックアップや複数箇所への保存などがされていない場合、企業の機密情報や顧客データが消失してしまい業務に大きな影響を及ぼしかねません。

ウイルス感染

コンピューターウイルスとは、所有者の許可なく侵入し、不具合を起こしたり感染を広げたりするマルウェアの総称です。主な感染経路はインターネット上でダウンロードしたファイル、スパムメールに添付されたファイル、Webサイトの閲覧などが挙げられます。ウイルスに感染すると、ローカルに保存されたファイルやデータが改ざんされたり、削除されたりする恐れがあります。

バージョン管理ミス

同じデータを複数の従業員がそれぞれローカルに保存している場合、各自が編集するとデータの整合性がとれなくなりバージョンが一致しなくなります。これによりミスや作業の重複、古い情報に基づく誤った意思決定などが発生する可能性があります。

ローカル保存を防ぐための方法

データをローカルに保存せずに業務を行うために、企業が行うべき対策としは次のようなものがあります。

オンラインストレージを導入する

オンラインストレージとは、クラウド上にデータを保存・共有できるサービスです。クラウドストレージとも呼ばれます。ローカルへの保存を禁止してオンラインストレージへ保存するルールにすることで、ローカルにデータを残さずに済みます。

社員へのセキュリティ教育を実施する

ローカル保存を禁止するルールを設けても、従業員が危険性について理解していなければ利便性を優先してルール違反が起きかねません。ローカル保存のセキュリティリスクや、適切なデータ管理の方法に関する講習やトレーニングを実施する必要があるでしょう。従業員全体のセキュリティ意識を高めることが重要です。

シンクライアントを導入する

シンクライアントとは、ユーザーが利用するPCなどの端末では最小限の処理を行い、その他ほとんどの処理をサーバーで行うシステム構成のことです。データの保存やアプリケーションのインストールはすべてサーバー側で行うため、利用者の端末にはデータを残さずに済みます。

シンクライアントを実現する方法は複数ありますが、一般的なのはVDI(Virtual Desktop Infrastructure=仮想デスクトップ)の利用です。VDIは、ユーザーのデスクトップ環境をサーバー上で仮想化し、ネットワークを通じて画面のみを利用者の端末へ配信します。個々の端末はシンクライアント専用のPCか、既存の端末(ファットクライアント)をソリューションを使用してシンクライアント化したものを利用することが一般的です。

シンクライアントのメリット

ローカル保存を防ぐための方法をいくつか紹介しましたが、もっともおすすめなのはシンクライアントの導入です。ここではシンクライアントのメリットについて解説します。

セキュリティを強化できる

利用者の端末からはサーバーに保存されているデータを閲覧・編集することはできますが、端末自体にはデータを残せない仕組みになっています。そのため情報漏洩やデータ紛失といったリスクを軽減できます。

運用管理を効率化できる

管理者は個々の端末ではなく、サーバー側でアプリケーションのインストールやOSのバージョンアップ、パッチの適用などを行います。一元的に管理できるため、運用管理業務を効率化することが可能です。

手軽にシンクライアント環境を実現するなら

シンクライアントを実現するためには、VDIシステムの構築とシンクライアント端末の手配といった初期コストが課題となりがちです。より手軽かつセキュアに実現するためには、リモートPCサービスの利用もおすすめです。

at+link リモートPCサービスは、1台から利用できるデスクトップサービスです。データセンターに用意した物理PCを利用者1人ひとりに割り当てる形態のため、仮想化による制約や性能のデメリットをなくし、高い自由度とパフォーマンスを実現しています。VDIの導入が難しかった中小企業でも、手軽にシンクライアント環境を実現できます。

まとめ

業務上のデータをPCにローカル保存することは、データ紛失や情報漏洩、ウイルス感染などさまざまなセキュリティリスクがあります。特にリモートワークなどでオフィス以外でPCを利用する機会が増える昨今では、ローカル保存を禁止することもセキュリティを強化するために有効な手段となっています。データをローカルへ保存せずに業務を行うには、企業側が対策を行わなければなりません。特におすすめなのが、シンクライアントを導入してサーバー側でほとんどの処理を行い、利用者の端末にはデータを残さない方法です。
ローカル保存を禁止するための方法についてお悩みの方は、ぜひお気軽にリモートPCサービスにご相談ください。